モデル定義

ベンチマークの目的

CalculiXCode_AsterElmer 有限要素コードで行った静的解析の結果の比較を目的としています。ソフトウェアのパフォーマンスを測定するために、厚板形状を使用します。この報告書に記載されているモデルは、この リンク の記事を基に作成されたものです。

このベンチマークの目的は、A地点のシェルの \(u_x\) を調べることです。この時点での目標解は0.185 mに等しいと予想されます。

この解析で使用するシミュレーション入力ファイルは GitHub にあります。

ちなみに

上に示したベンチマークジオメトリはインタラクティブで \(u_x\) を[m]で表示します。

Hemispherical shell point load benchmark

図 20 半球シェル点負荷ベンチマーク

材料特性

下の表は、解析で使用されたすべての材料特性を示しています。これらの特性は鋼材の挙動を再現することを目的としています。

特性

単位

ヤング率, E

\(68.25 \cdot 10^{9}\)

Pa

ポアソン比, \(\nu\)

0.3

-

境界条件

  • エッジAEに沿った対称性、

  • エッジCEに沿った対称性、

  • E地点で \(u_x=u_y=u_z=0\)

荷重

  • 点Aにおける2000 Nの半径方向外向きの力

  • 点Cにおける2000 Nの半径方向内向きの力