モデル定義

ベンチマークの目的

CalculiXCode_AsterElmer 有限要素コードで行った静的解析の結果の比較を目的としています。ソフトウェアのパフォーマンスを測定するために、厚板形状を使用します。この報告書に記載されているモデルは、この リンク の記事を基に作成されたものです。

このベンチマークの目的は、点Dにおける膜の応力 \(\sigma_{yy}\) を調べることです。この時点での対象解は92.7MPaに等しいと予想されます。 さらに、このベンチマークを使用して、圧力荷重条件を適用するのがどの程度簡単かをテストできます。

この解析で使用するシミュレーション入力ファイルは CoFEA GitHub にあります。

ちなみに

上に示したベンチマークジオメトリはインタラクティブで \(\sigma_{yy}\) の結果を[Pa]で表示します。

Eliptic membrane benchmark

図 16 圧力下の楕円膜ベンチマークの概要

材料特性

下の表は、解析で使用されたすべての材料特性を示しています。これらの特性は鋼材の挙動を再現することを目的としています。

特性

単位

密度 \(\rho\)

\(7800.0\)

kg/\(m^{3}\)

ヤング率, E

\(2.10 \cdot 10^{11}\)

Pa

ポアソン比, \(\nu\)

0.3

-

境界条件

  • 辺 DC で \(u_y=0\)

  • 辺 AB で \(u_x=0\)

荷重

  • 辺BC上の10.0MPaの均一な法線圧力