モデル定義

ベンチマークの目的

CalculiXCode_AsterElmer 有限要素コードで行った静的解析の結果の比較を目的としています。ソフトウェアのパフォーマンスを測定するために、厚板形状を使用します。この報告書に記載されているモデルは、この リンク の記事を基に作成されたものです。

このベンチマークの目的は、点Dにおける厚板の応力 \(\sigma_{yy}\) を調べることです。この時点での対象解は5.38MPaに等しいと予想されます。 さらに、このベンチマークを使用して、圧力荷重条件を適用するのがどの程度簡単かをテストできます。

この解析で使用するシミュレーション入力ファイルは CoFEA GitHub にあります。

ちなみに

上に示したベンチマークジオメトリはインタラクティブで \(\sigma_{yy}\) の結果を[Pa]で表示します。

Thick plate benchmark

図 6 圧力ベンチマーク下の厚板の概要

材料特性

下の表は、解析で使用されたすべての材料特性を示しています。これらの特性は鋼材の挙動を再現することを目的としています。

特性

単位

密度 \(\rho\)

\(7800.0\)

kg/\(m^{3}\)

ヤング率, E

\(2.10 \cdot 10^{11}\)

Pa

ポアソン比, \(\nu\)

0.3

-

境界条件

  • 面 DCD′C′ で \(u_y=0\)

  • 面 ABA′B′ で \(u_x=0\)

  • 面 BCB′C′ で \(u_y=u_x=0\)

  • 線 EE′ 上の \(u_z=0\) ( E はエッジの中間点 CC′; E′ はエッジ BB′ の中間点)。

荷重

  • 面ABCD上の1MPaの均一な法線圧力